2022年6月4日、キャリー型ランドセル「さんぽセル発売」が大手ニュースで流れて以降、ネット上で炎上しているようです。
このさんぽセルですが、批判の影響により学校で使用禁止になるのでは?と言われています。
この記事では、
- 学校で使用禁止になる?
- 使用禁止になる理由は?
この内容でお送りします!
もくじ
さんぽセルとは?
まず、さんぽセルがどのようなものか?簡単に見ていきましょう。
さんぽセルは、栃木県日光市の小学生の双子と兄妹が中心になって、「重いランドセルを軽く!」をコンセプトに企業と共同開発された、ランドセルに取り付け出来るキャリー型の商品です。

「国内すべての規格のランドセルに取りつけ可能」とだけあり、2022年4月19日発売以降全国から注文が殺到したようですね。
2022年6月現在、3か月待ちの大ヒット商品なんです!
さんぽセルが学校で禁止になる?
大ヒット商品として取り上げられているさんぽセルですが、学校で禁止になるのでは?という声も多くありました。
その声を抜粋してみます。
- 子供目線ではいいかもしれないけど、危険であれば学校は即禁止にするかも
- 前例がないから、学校はそもそも許可しないのでは
- 何かあったらクレームが学校に来るんじゃない…?
このように、商品自体は良いものかもしれないけれど、実際は色々なトラブルで学校が許可しない可能性もある…との声がありました。
さんぽセルが学校で禁止になると言われている5つの理由
画期的な商品として取り上げられている「さんぽセル」ですが、発売以降批判殺到の自体になっています。
さんぽセルを使うことによる弊害など、学校で使用禁止になると言われている理由を5つ見ていきましょう。
①手が塞がって危ない!
さんぽセルを使うことにより、通学路での両手が自由に使えなくなるのでは。という意見がありました。
しかし実際には小学生は荷物が多く、手提げバッグを持っていればたちまち両手は塞がってしまいます。
『さんぽセルを使うことで両手が塞がってしまう。』という意見に対しては、「今も両手が塞がるときあるけど…」といったことが言われています。
②キャリーで自由に走り回ったら危ないし邪魔!
さんぽセルを使うことによって安全性を懸念する声が多くあがっていました。
その中で、目的に反して「遊びの道具」として扱われる可能性もありますよね。
危ないだけでなく誰かの迷惑になる恐れもあることもあり得る…といったコメントも目につきました。
③ランドセルの目的が達成できない!
ランドセルの本来の目的は、「後ろに倒れたときに守ってくれること。」です。
さんぽセルを使うことで、背中が丸出しになってしまう為、「これでは目的が達成できないのでは?」という声もありました。
これには、ランドセルが重いと逆に後ろに倒れて危ない!というコメントもあり、相反する意見となりました。
学校側の判断としてはどうなるか…気になるところですね。
さんぽセルを使うことの代替案として、ヘルメットを着用する…。なんてことも起きるかもしれません!
④ラクしたら、筋力が付かないのではないか。
さんぽセルを使った場合、体への負担は大幅に減ることは間違いありません。
ランドセルを背中に担ぐことによって筋力の低下を懸念する声もあがっていました。

では、大人はなぜ重たいものを担がないの?という子供側からの意見もありました。
確かに、筋力のことを言ってしまうと大人がやっていることは矛盾する可能性もあります。
そもそも小学生の子供にとっては成長期に筋力を求めるのは、ストレスなど悪影響がありそうですね。
⑤防犯ブザーがすぐに押せないのでは
さんぽセルを使うことにより、防犯ブザーが体から離れるため押せないのでは?という声がありました。
防犯ブザーはランドセルに取り付けることが一般的なようですので、さんぽセルを使うことで防犯ブザーがそのランドセルから離れてしまうことへの懸念があるようですね。
有事の際は、ランドセルを離して逃げればいい…という子供の意見にも納得です。
”危険”な「スーツケース」と同様?
さんぽセルは子供たち自身で商品開発し、商品自体は画期的で素晴らしい開発商品です。
その反面、危険が伴うという意見も無視できませんね。
実際に使用することが広まり、それに伴って批判も広まれば学校で使用禁止となるケースも考えられます。
批判殺到の渦中にある「さんぽセル」ですが、なぜ批判が多くでるのでしょうか?
以前から”危険”と取り上げられているスーツケース。
さんぽセルの批判も、スーツケースと同様のことだと考える人が多いからだと推測します。

恐らく、以下のことを経験される方も多いのではないでしょうか。
- キャリーバッグのキャスターで足を踏まれる。
- エスカレーターにキャリーバッグを載せて、転がり落ちそうになったことがある。
これらは大きなケガを誘発するケースも考えられますね。
大きなスーツケースをエスカレーターに載せて上へ下へと運ぶ旅行者をたくさん見掛けるが、手が滑ったりするなど何かの拍子にバッグが転がり落ちたら、ケガ人が出る
東洋経済オンライン
使用者の声は開発した子たちのみ
使用感や口コミなど、実際に使われている方の声がとても気になるさんぽセルですが、まだ発売されて間もないこともあって、口コミなどは今のところ見当たりません。
ですが、試作を繰り返した子どもたちからは、「大満足の出来!」との声が上がっているようです。
ちなみに開発に携わった子どもたちは実際にさんぽセルを使って登校しており、周りの友達からは羨ましがられているいるとのこと。
今後さんぽセルの使用者が広まれば、次々と周りの子たちから「使ってみたい」「自分もほしい」という声が上がってくるのではないでしょうか。
さんぽセルについて、みんなの声は
さんぽセルに関して賛否両論が巻き起こっていますが、一方で「そもそも荷物を減らせばいいのでは?」といった客観的な意見も多くありました。
今の現状を変えることができないために、さんぽセルの開発に至ったという経緯を深堀する必要があるのではないでしょうか。
まとめ
さんぽセルの批判について見てきました。
ランドセルを使う側の子供たちが中心となって企画開発した、素晴らしい商品です。
一方で、危険性も無視できないというコメントが多かったことがわかりましたね。
学校での正しい使い方や親御さんの教育によって、カバーできる可能性があると思われます。
そもそも、重いなら教科書を学校に置くようにすれば解決するんじゃないの?
という意見もありますので、今後は「重いランドセルをどうするか」という、本質的な改善に関する論争が勃発しそうです。
これが今後のランドセルの在り方などの改善策の突破口になれば…と考えます。
それではまた!